刺繍の少女達トイレ休憩で寄ったサービスエリア(?)で、昔の富岡製糸工場で働く女工さん如く(まー、教科書でしか見た事はないけど)、黙々と針を刺す少女が20人くらい、寒いのに観光客の見世物と化していた。私もその策略にはまり、仕事を覗き込み、その技術と集中力と健気さに感心してしまった。 本当に良く出来ている!素晴らしい!! かなり気に入ってしまった。 そこでは小さい物で5ドルの値が付いていて、まー、本当は1ドルくらいなんだろうと思った。 こんな時間掛かる事しても、5ドルにしかならないのか。 私もお手製の物を色々作る(作った事がある、と言うのが正確か)けど、この刺繍1つ仕上げて5ドルじゃ~作る気出ないな。 しかも、売り上げがこの子達に直接入るなんて事、絶対有り得ないし。 話は飛ぶけど、帰国前日、私は自分の思い出にこの刺繍の絵をハノイ市内で買い求めた。 大体4ドルの値が付いていて、そこから交渉するんだろう。 でも、私は言い値が1.5ドルの店に出くわした。 まー、そのくらいなら、交渉なしの言い値で買ってもいいかな。 でも、1万ドン(80円くらい)で買えるんじゃないかな? 刺繍の絵が目に入ると、その絵と1万ドン札(お札には金額に関らずすべてホーチミンが印刷されている)を交互に指を差し「1万ドンで売ってくれー」とアピール。 店の人も例の「怒る演技」は上手だから、「けっ!そんなハシタ金で売れるかいっ!とっとと帰りやがれ!」くらいの勢いで追い返される。 1件「2万ドンだよ、色々あるから見てってよ」っと感じの良さそうな店に出会った。 まー、どこで買っても同じよね、ここにしましょう。 一応、「1万5千ドンではどうか?」と聞いてはみたけど2万ドンだと言う。 今までの私なら10円に満たない額でもシッカリ交渉したけど、最近の私は引きが早い。 2万ドンで購入した。 あの少女達にきちんと還元されていると良いんだけど。 |